「初頭効果」という心理学用語をご存知でしょうか?
初頭効果は、相手に与える印象の大半を占めるものであり、恋愛に最重要であると言えます。
さらに、マーケティングや接客など、ビジネスでも活用されるほど強い効果があります。
そこで本記事では、
初頭効果の「意味」から「親近効果・ハロー効果との違い」、「恋愛の実践法」まで簡潔にご紹介します!
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初頭効果とは?
「初頭効果」とは、心理学用語の一つです。
物事や人に対して、最初に示された情報が、最も記憶や印象に残りやすいという、心理効果があります。
つまり、初頭効果は「人は相手を第一印象で認識する」という心理効果を活用し、良い印象でも悪い印象でも、相手に与える自分の印象に大きく左右されるものです。
よく、「恋愛や面接は、第一印象が重要だよ!」と言われるのも、初頭効果による影響から来るものでしょう。
【記憶の比較】「初頭効果」「親近効果」「ハロー効果」の違いは?
よく、恋愛の心理テクニックで挙げられる効果に「初頭効果」「親近効果」「ハロー効果」があります。
しかし、明確に違いを理解している人も多くはないのではないでしょうか?
簡単に説明すると、
親近効果:最後の記憶情報により、その後の印象に影響を与える
ハロー効果:最初の評価により、その後の評価に影響を与える
つまり、「初頭効果」と「親近効果」の違いは、
得られた記憶情報が「最初」か「最後」か
の違いです。
そして「初頭効果・親近効果」と「ハロー効果」の違いは、
「得られた情報(印象)」か「最初の評価」か
という違いになっています。
少しわかりづらいため、具体例を挙げると、
親近効果:カフェを出る直前、笑顔で挨拶→そのカフェは接客が良い印象
ハロー効果:美男美女→明るく、コミュ力が高く見える
少しややこしいですが、違いを理解しておくだけで、うまく使い分けることもできるため、ざっくり違いを把握しておきましょう!
初頭効果と恋愛の関係性【第一印象が重要】
初頭効果と恋愛には、密接な繋がりがあります。
初頭効果は、第一印象によってその後も左右される心理効果です。
そのため、恋愛においても第一印象で、その後の印象に大きく左右され、「恋愛は第一印象で決まる!」と言っても過言ではありません。
また、恋愛における初頭効果には、
・瞬間的な印象
・初めの期間の印象
の二つのフェーズに分かれており、
「初めの期間の印象」→出会って3回目
と言われています。
「最初の6秒間」で重要なのは、見た目の清潔感や笑顔が重要視される傾向にあります。
「出会って3回目」というのは、心理学の世界で「スリーセット理論」と呼ばれるものであり、3回目で印象が確定する反面、3回以内であれば挽回のチャンスがあるという理論です。
初頭効果は基本的に、「大半を視覚情報から判断される」と言われています。
そのため、恋愛で活かすには、見た目の清潔感を意識することが大切です。
初頭効果を恋愛に活かす実践例5選!
初頭効果による第一印象は、中身よりも外見に大きな影響を受けます。
特に、表情や服装、仕草など目に見えるものからの印象が一番強くなります。
そのため、初頭効果を恋愛に活かすには、表情や身だしなみに力を入れることが最も効果的です。
・笑顔で相手に安心感を与える
・与えたい印象の服装を着る(誠実→キレイめ、活発→ストリート・カジュアル)
・LINEやSNSのトプ画にこだわる
・服のシワ、爪、靴、髪型など清潔な印象を与える
・ハキハキ大きめの声で話し、コミュ力や明るい印象
初頭効果はビジネスにも!【接客・マーケティング】
初頭効果は、恋愛だけでなくビジネスにも活用することができます。
特に、接客やマーケティングなど、持った印象によって次の行動に影響を与える場面で効果的です。
接客に初頭効果を活かす
初めて入ったお店の印象や対応が悪くて、「飲み店には、もう行きたくないな」と感じたことありますよね?
これも、初頭効果による影響があります。
逆に、初めて来た店に対して、想像を超える接客をすることで、「こんなに良い店があったんだ!また来たい!」となりやすい傾向にあります。
つまり、初頭効果によって、初来店の人に与える印象は、想像以上に大きなものになるのです!
また、入店後すぐも重要です。
入店後すぐに明るい接客を受けることで、
「とても明るくて元気のでる店だな!」
と最初に感じてくれて、初頭効果によりその後の店の印象もアップします!
初頭効果により、最初の挨拶や接客で印象に変化が起こるため、来店時には特に意識して行動することが大切です。
マーケティングに初頭効果を活かす
初頭効果をマーケティングに活かすには、対象となる商品やサービスにターゲットが初めて接するタイミングで良い印象を与えることが大切です。
特にマーケティングにおいて、相手に与えたい印象を「デザイン」や「キャッチコピー」などを活用して、訴求する必要があります。
具体的な施策として、
・パッケージデザイン、WEBデザイン
・webメディアの記事タイトル
・広告やCMなどの訴求
など、顧客が初めて接するタッチポイントに対して、与えたい印象を訴求することが大切です。
顧客に対して、初めに印象付けができれば、初頭効果として、強く印象付けることができるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、初頭効果の意味から、恋愛への活用法、ビジネスへの応用までご紹介しました。
初頭効果は、相手に与える印象の大半を占め、一度印象付けられたら変化がしづらいものです。
身だしなみや表情など、簡単な部分から取り入れてみてはいかがでしょうか?
本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです!