【実践例3選】恋愛でハリネズミのジレンマを回避するには?【距離感が重要】

恋愛心理学
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ヤマアラシのジレンマとは?【心理学】

心理学用語として知られる「ヤマアラシのジレンマ」とは、

「人間関係において、近づきたいけど近づきすぎるとお互い傷つけ合ってしまうから近づけない、という葛藤」

を表す言葉として示されます。

そのため、「人間関係は、お互い傷つけ合わない適度な距離感が大切」ということを意味します。

 

では、なぜその現象が「ヤマアラシのジレンマ」という名称がついたのでしょうか?

それは「ヤマアラシ」という動物の体の鋭いトゲが元となっています。

 

ヤマアラシは、体に鋭いトゲを持つため、2匹のヤマアラシが近づきすぎると、お互いのトゲで傷つけ合ってしまいます。

その様子から、ヤマアラシのように「適切な距離を保って触れ合う」ことが大切であり、「ヤマアラシのジレンマ」という名称の由来となりました。

「ヤマアラシのジレンマ」が恋愛に影響した具体例

「ヤマアラシのジレンマ」とは、「相手との距離感の葛藤」を意味する心理でした。

その考え方は、恋愛における距離感でも同様に影響します。

こちらでは、「ヤマアラシのジレンマ」が恋愛で起きてしまったがゆえの悪影響をご紹介します。

具体例①-「友達以上、恋人未満から進まない」-

ヤマアラシのジレンマの影響で、友達から恋人への進展ができないことがあります。

お互いが惹かれ合っており、いつでも付き合える状態なのにもかかわらず、今の距離感より近くことで、関係性が壊れてしまうのではないかと怖くなってしまいます。

 

そのため、恋愛において告白という、一歩前進する行動がなかなか取れず、友達から進展できなくなってしまいます。

具体例②-「気持ちを正直に伝えられない」-

ヤマアラシのジレンマによって、自分の気持ちを素直に伝えることができなくなることがあります。

これは、「自分の気持ちを伝えると、不快に思われて関係が崩れてしまうのでは無いか…」と感じてしまうことが原因です。

 

そのように考えてしまうことで、自分の気持ちを正直に伝えられず、本音を隠す違和感に苦しむことでしょう。

具体例③-「恋愛関係のマンネリ化」

ヤマアラシのジレンマによって、恋愛関係がマンネリ化してしまうことがあります。

距離を近づけすぎると、相手を束縛している感じになってしまうし、逆に距離を置くと疎遠になってしまうことがあるでしょう。

 

そのため、相手との距離感が掴めないまま、恋愛関係がマンネリ化してしまうことがあります。

恋愛でヤマアラシのジレンマを回避する方法3選!

恋愛において、ヤマアラシのジレンマが引き起こされてしまうと、ずっと片思いで終わってしまったり、恋人とうまくいかない、など悪影響を及ぼします。

「相手から好かれたい、嫌われたくない…」という思いからの行動で、逆に距離を置かれてしまうのは悲しいですよね。

 

そこでこちらでは、恋愛でヤマアラシのジレンマを回避する方法をご紹介します!

恋愛のドキドキを与える

ヤマアラシのジレンマを回避するには、あえて恋愛のドキドキ感を演出することが効果的です。

好きな人や新しい恋人と一緒にいる時、とてもドキドキしますよね。

 

特に片思い中だと、LINEの返信や自分への対応で一喜一憂してしまいます。

しかし、そんな相手とでもいつも一緒にいると新鮮さは必ず薄らいでいきます。

距離感が近すぎると、安定感や安心感が高まる一方で、お互いの存在に刺激を感じなくなってしまうのです。

 

そのため、恋愛場面では、相手と”あえて”ドキドキする場面を共有することで、「友達から恋人に進展」「恋人関係の長続き」などの効果が期待できます。

【具体的アクション】
・片思いの場合は、あえて直球で好意を伝えてみる(それ以外の時間は普通に)
・恋愛映画やドラマを一緒にみる
・カップルスポットに行く
・服装や髪型のイメチェン

恋人を束縛しない

ヤマアラシのジレンマを回避し、恋人と長続きさせるには「恋人を束縛しないこと」が大切です。

束縛は、相手のことが好きすぎるがあまり行ってしまう行動だと思います。

しかし、その気持ちが相手にとっては、「重い…」というようにマイナスになってしまうことがあります。

 

そうなってしまうと、ヤマアラシでいう「トゲでチクチク突き刺してる状態」でしょう。

「恋人が自分のことを常に好きでいてほしい!」という気持ちはわかりますし、とても素敵だと思います。

 

しかし、人はある程度の距離がほしいと感じるものです。

そのため、「少し束縛しすぎて嫌がってたな…」と感じていたら、一歩引いた距離感を取ると良いかもしれません。

【具体的アクション】
・連絡頻度を見直す
・「集団だったら異性が居てもいい」などルールを少し緩和させる
・過ごす時間はどれくらいがいいか、相手に聞いてみる

相手の良い点を探す

相手の良い点を探すことで、ヤマアラシのジレンマが引き起こされた際に、良い関係を維持することができます。

異性の友達や恋人と長い時間を過ごすと、自然と相手の欠点が目につきやすくなります。

そうなってしまうと、不満や言い合いなどヤマアラシでいうトゲを刺し合っている状態になります。

 

そのため、まずは「完璧な人なんていない、悪いところもあるからこそ好きになる」という考えを持ち、相手の好きな部分を見つけるようにすることで、トゲをなくすことができます。

【具体的アクション」
・悪いところではなく好きなところを相手に伝える
・否定ではなく肯定の言葉を使う
・「ごめん」ではなく「ありがとう」

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は「ヤマアラシのジレンマ」の意味から恋愛の具体例、具体的な実践方法までご紹介しました。

 

ヤマアラシのジレンマが引き起こされてしまうと、相手との良好な関係性が壊されてしまいます。

もし、「友達から恋人に進展させたい!」「恋人と長続きさせたい!」と思っている方は、ヤマアラシのジレンマを回避する方法を実践してみてはいかがでしょうか?

本記事が少しでもお役に立てていれば幸いです。

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