【実践例4選】プロスペクト理論とは?恋愛に有効な理由を解説!

恋愛心理学
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プロスペクト理論とは?【心理学的な意味】

プロスペクト理論とは、

「得することよりも、損することの方が大きく見えてしまう」

という心理現象を指します。

別名「損失回避の法則」とも呼び、ダニエルカーネマン教授が提唱しました。

 

具体例を出すと、

①コインが表だと50万が手に入り、裏だと30万失います
②何もしなくても10万がもらえます

①か②のどちらかだけ選べるとしたらどちらを選びますか?

おそらく、②を選ぶ人の方が多いのではないでしょうか?

 

合理的に考えると、①は「50万のプラスに対し30万のマイナス」なので、明らかに得ですよね。

しかし、「30万のマイナス」が頭に残ってしまい、

「30万を失う可能性があるくらいなら、10万だけでも手に入れたい」

と、合理的な判断ができず、「失う恐怖」の方がまさってしまいます。

 

このように、プロスペクト理論は「得することより、損することが大きく見えてしまう」ということから、合理的な判断ができなくなる心理現象なのです。

プロスペクト理論と恋愛の関係性は?

プロスペクト理論は、マーケティングや投資事業などで活用されることが多いですが、実は恋愛にも関係しています。

実際に、プロスペクト理論が恋愛に関係している場面でいうと、「告白」が代表的です。

 

例えば、学校や職場に好きな人がいるとき、「あの子を自分のものにしたい」と誰しも思いますよね。

しかし、ゴールが付き合うことのはずなのに、「告白したいけどできない」と感じるのはなぜでしょうか?

 

おそらく、告白ができない心境としては、

「告白失敗したら、今後気まずくなるかも…」
「告白失敗して距離が空くくらいだったら友達関係の方がマシ」
「振られたことが周囲の人に知られて”振られた人”という目で見られそう…」

などなど、悪い状況ばかり思い浮かぶのではないでしょうか?

 

私自身も「告白失敗したら周りの人から”失恋した人”って思われるんだろうな〜」と失敗した時の恥ばかり気にして、なかなか告白ができませんでした。

このように、損をすることを恐れて恋愛でも合理的な判断ができなくなるのです。

 

そこで逆に、プロスペクト理論の「損失回避」を利用して恋愛を有利進めることができます!

具体的には、

・自分に好意を持つ人を失いそうになり、手放したくなくなる
・告白に断ったら損すると考えさせ、OKしやすくさせる
・今失うと他の人に取られてしまうと思わせる(今なら付き合えるけど、待ったら叶わなくなる)

上記のように、恋愛でも「失ったら損するかも…」と思わせることで、好きな人との関係を進展させることができるのです!

プロスペクト理論を恋愛に活かす【具体的な実践例4選】

恋愛の実践例①-「脈ありサインを出して一歩引く(押して引く)」-

プロスペクト理論では、「脈ありサインを出して、”手に入った!”と思わせること」が重要です。

脈ありサインを出すことで、

「この人は自分のことが好きなんだ、自分から追わなくてもいつでも付き合える」

と認識させ、手に入ったと思わせます。

 

そこで、明らかに自分に好意を抱いていたはずの人が、急にそっけなくなったらどう思いますか?

「あれ、なんか変なことしたかな?」
「好意を持たれていると感じていたのは勘違い?」
「自分のこと好きだったはずだよね?」

というように、手に入ったはずなのに、相手が離れていく感覚に「取り戻したい」という気持ちになります。

また、「好きなのかどうかわからない」という不確実性もより一層、気になる存在へと昇格することができます。

 

このように、「押して引く行動」と取ることで、「取り戻したい」「自分のこと好きかどうかわからない」という感情にさせ、恋愛に進展をもたらすことができます。

【具体的アクション】
・「好き」「楽しい」「タイプ」など、好意的な言葉をさりげなく言う(例:〇〇と一緒にいると楽しい、〇〇のストイックなところ好き)
・ストレートにデートに誘う(断られても好意が伝わればOK)
・アプローチや好意の言葉を突如やめてみる
・学校や職場などでよく話しかけにいき、期間が経ったらするのをやめる
・LINEを頻繁にしていたのをやめる

恋愛の実践例②-「告白までに関係性をつくる」-

告白の時点までに、「親しい関係・特別な人」になっておくことで、「失いたくない」と思わせ、告白成功率が高まります。

少なくとも、告白を断ると「今までの関係には戻れないだろうな…」と、告白する側もされる側も意識するでしょう。

 

そのため、「告白を断ることで関係性を崩したくない!」を少しでも思わせることができれば、プロスペクト理論の効果により、合理的な判断ができなくなります。

そうすることで、「告白を断ったら損をする」を思い込ませることができ、成功率を高めることができるのです。

【具体的アクション】
・知り合ってから時間をかける
・恋愛や将来のことなど、深い話をして信頼関係をつくる
・食事や雑談、デートなどをなるべく重ねる(複数デートでもOK)
・相談相手のポジションになる
・秘密を共有する(クロージング効果を参考に)

恋愛の実践例③-「他の人に取られそうと思わせる」-

「今いかないと、他の人に取られる!」と思わせることで「手に入るはずのものを失うことになる」と感じさせることができます。

そのためには、始めに好意を伝えておき、

・他の人も狙っている人
・他に気になる人がいる
・異性からアプローチされている人気の人

と、「自分に好意がある人が手の届かないところに行ってしまう」と認識させる必要があります。

 

また、「他の人も狙っている・人気がある」という要素は「バンドワゴン効果」という、「多数が支持しているものに魅力を感じる」という心理も相乗効果を発揮します。

【具体的アクション】
・目の前で他の異性に優しくする
・「他の子とデートに行った」という事実をさりげなく知らせる(噂や第三者に言ってもらう ※直接言うのはNG)
・堂々と振る舞い、高嶺の花感を出す
・第三者から「他の人も狙っている」「人気がある」と噂を広めてもらう(ウィンザー効果により、第三者の意見に信憑性)

恋愛の実践例④-「LINEの返信速度に緩急をつける」-

LINEの返信速度に緩急をつけることで、

女の子
女の子

「明らかに好意がありそうな人が、いつもはすぐに返してくれるのに急に遅い返信になった」

と感じさせ、「自分から離れていってしまっているのではないか?」と思わせることができます。

 

そうすることで、プロスペクト理論の「失いたくない」という気持ちを引き出し、初めは好意を一方的に伝えていたはずが、「追われる立場になってた」という変化をもたらすことができます。

【具体的アクション】
・普段は同じ頻度、時間帯に返信を返す
・ある時期から返信頻度を遅らせたりする
・普段のLINEでは、好意がありそう感を全面に出す

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「少しでもカッコよくなってモテるようになりたい…」

そう思っている方は、本記事を参考に実践してみてはいかがでしょうか?

本記事が少しでもお役に立てていうれば幸いです。

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